再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん

再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん

東京ギャラクシー日本語学校は、東京の文化、経済、ビジネスの中心地である中央区に位置し、学校周辺には日本橋、銀座、築地などの様々な魅力にあふれ活気に満ちた街が集まっています。そんな場所に位置している学校から10分ほど歩くと、日本橋兜(かぶと)町という街があります。ここは、1870年代の明治時代から、証券・金融の街として発展し続け日本のウォール街と呼ばれてきました。しかし、近年建物の老朽化で建て替え工事が行われたり、株券の電子化やインターネット取引などにより、証券会社の移転が進んだりと街の姿が大きく変化し人通りも以前より少なくなってきました。そこで、日本の金融市場の歴史を継承しながらも、新しい文化を取り入れて人々が集まるよう再開発が進められています。街の活性化を目指し、新しい飲食店ができている中でも注目されているケーキ屋さんをみなさんに紹介したいと思います。

再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん

今回紹介するお店は、2020年7月にオープンした「Patisserie ease(パティスリー イーズ)」です。ビルが立ち並ぶ中、お洒落でありながらも落ち着いた色合いの外観が目を引きます。店名のease(イーズ)は、“くつろぎ・やわらぎ”という意味があり、身構えることなく子供も大人も気軽に食べてほしいというオーナーの思いが込められているそうです。オーナーは、本場フランスのミシュラン一つ星のレストランでも修行を重ねた注目の若きパティシエであり、他とは違う新しいスイーツを生み出しています。

再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん
再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん

店内はオープンキッチンで、ケーキが作られる工程を見ながらその前で食べることができます。そして、ショーケースには10種類以上のケーキがまるでアクセサリーのように1つずつ陳列され、繊細で丁寧に作られたケーキは味だけでなく、目で見ても楽しむことができます。その場にいるだけでも癒されそうな空間ですね。また、ケーキは素材の美味しさを生かすために、脱酸素材などは使用されていません。実際に食べてみましたが、比較的甘さ控えめで素材そのものの良さが引き立つ、とても上品な味わいでした。ケーキの他にもクッキーやフィナンシェなど焼き菓子やパンも販売されているので、ちょっとした手土産にもおすすめです。
今回は、金融の街として知られていた兜町に新しくできたケーキ屋さんを紹介しました。月日を重ねるごとに人も街も色々と変化していきますが、新しいものが生み出され、古いものとも共存しながらさらに活性化していく新しい街の姿が見えました。今はまだ世界中で大変な時期が続きいていますね。母国で日本語の勉強を頑張っているみなさん、いつか元通りの日常になり、東京ギャラクシー日本語学校に登校できるようになったときは、毎日目標に向かって頑張っている自分へのご褒美としてぜひ一度訪れてみてくださいね。

再開発の街、東京日本橋兜町のケーキ屋さん