長かった日本への入国制限が緩和され、ようやく2022年4月学期から学校に学生たちが戻ってきました!これまではオンラインで授業が行われていたため、学期中であっても学校に学生がおらず、とても寂しく思っていました。また、学生が学校にいないことに加え、日本国内のコロナ予防対策のために、学校行事も縮小されていました。しかし、日本でもだんだんと様々なコロナ関連の規制が緩和され、ギャラクシーでも本当に久しぶりに楽しいプログラムを開催できるようになりました!
5月下旬に、社会科見学の一環として「オリエンテーリング」が行われました。オリエンテーリングとは、地図とコンパスを手掛かりに、いくつかのチェックポイントで課題をクリアしながらゴールを目指す、スポーツの一種です。「宝探し」を、時間を競いないがらスポーツとして行うような感じなのですが、日本では小学校や中学校の遠足の時にやる学校もたくさんあるんですよ。
ギャラクシーでのオリエンテーリングは、時間を競うわけではなく、学校周辺の有名な街である月島、門前仲町、日本橋、人形町をグループ別に訪れるという内容です。これらの地域は、日本の江戸時代の雰囲気が残っているので、ただ観光するだけでも十分に楽しいのですが、クラスメイトたちとクイズに答えたりしながら目的地を探して歩くのはとても面白そうですよね!
ギャラクシーでは、このオリエンテーリングのために、上級クラスの学生たちが各街の歴史や名所について事前学習を行いました。その街について知っていれば、実際に訪れた時に、さらにその街の魅力を感じることができますね。自分たちのグループが調べた街について、クラスで発表も行いました。パワーポイントも準備をして、本格的な発表をしていましたよ!
それだけではありません。この上級クラスの学生たちが、今度は初級~中級クラスに行き、各街について説明をしました。中級クラスには日本語で、初級クラスには各国語(韓国語、中国語、英語、ロシア語、タイ語)で発表が行われました。東京ギャラクシー日本語学校では、原則的に初級~中級前半の学生は午後、中級後半~上級の学生は午前中に授業が行われます。そのため、日本語のレベルが違うとなかなかお互いに交流する機会がないのですが、このように行事を通して違うレベルの人たちと触れ合うことで、お互いにモチベーションアップにつながります。特に、初級~中級の学生たちは、上級クラスの学生たちを憧れの目で見ていましたよ。また、上級クラスの学生にとっても、自分で調べた内容を発表するという過程を通して、将来大学や就職先で行うプレゼンテーションのよいトレーニングになります。
次回はオリエンテーリング当日の様子をお伝えします。お楽しみに!